MTGのフォーマット一覧――スタンダード・モダン・レガシーなど各形式の違いを整理

「友達とMTGを遊びたいけど、どのカードが使えるか分からない」「大会に出てみたいけど、スタンダードとモダンって何が違うの?」――MTGには複数の「フォーマット」があり、それぞれで使えるカードの範囲が異なります。最初は複雑に見えますが、フォーマットとは「どの時代のカードを使っていいか」を決める枠組みと理解すると、ぐっと整理しやすくなります。

フォーマットとはそもそも何か

MTGには過去30年以上にわたって膨大な数のカードが作られてきました。すべてのカードを自由に使えてしまうと、強力な旧カードを持っていないと戦えないという問題が生じます。そこで設けられたのがフォーマットという枠組みです。フォーマットごとに「このセット以降に発売されたカードのみ使える」といった制約があり、プレイヤーが対等に楽しめる環境を整える役割を持っています。

フォーマットは大きく「構築(Constructed)」と「リミテッド(Limited)」の2種類に分かれます。それぞれの特徴と、主要なフォーマットを順に見ていきましょう。

構築フォーマットの種類と特徴

自分でデッキを組んで持ち込む形式を「構築」と呼びます。MTGには複数の構築フォーマットがあり、使えるカードの範囲が異なります。

スタンダード(Standard)

最も広く遊ばれているフォーマットのひとつです。直近に発売されたセット(目安として2年分前後)のみ使用可能で、毎年秋ごろに古いセットが使えなくなる「ローテーション」が行われます。常に新しいカードが中心になるため、最新の拡張セットを楽しみながら対戦したい人に向いています。

パイオニア(Pioneer)

2012年発売の「ラヴニカへの回帰」以降のカードが使用可能なフォーマットです。ローテーションがないため、一度組んだデッキを長期間使えるのが特徴です。禁止カードリストはあるものの、スタンダードほど頻繁に環境が変わらず、腰を落ち着けて遊びやすいと評判の形式です。

モダン(Modern)

2003年発売の「第8版」以降のカードが対象です。パイオニアよりさらに長い歴史のカードが使えるため、カードプールが広く、多彩なデッキが存在します。競技シーンでも人気のフォーマットで、強力なカードが多く使われるのが特徴です。

レガシー(Legacy)

MTGのほぼ全カードが使用可能ですが、環境バランスを保つために禁止カードリストが設けられています。強力な旧カードが飛び交うため、知識と経験の両方が求められると言われています。カードの入手コストが高くなりやすい点も特徴のひとつです。

ヴィンテージ(Vintage)

原則としてほぼすべてのカードが使用可能です。禁止ではなく「制限(デッキに1枚のみ)」という形で強力カードの枚数が制限されています。MTGの歴史上最も強力なカードが使えるフォーマットとして知られています。

コマンダー(Commander / EDH)

100枚のカードを使い、4人で対戦する多人数フォーマットです。「統率者」と呼ばれる伝説のクリーチャーを1枚設定し、そのカードが持つ色のカードのみデッキに採用できます。同名カードを2枚以上入れられない(基本土地を除く)のも特徴です。カジュアルプレイヤーに特に人気の形式と言われています。

ポーパー(Pauper)

コモンレアリティのカードのみ使用可能なフォーマットです。高レアリティのカードが不要なため、比較的手軽に始めやすいと言われています。シンプルながら戦略が深く、根強いファンが多いのが特徴です。

構築フォーマット早見表

  • スタンダード:直近2年分のセット/毎年ローテーションあり
  • パイオニア:2012年以降のカード/ローテーションなし
  • モダン:2003年以降のカード/カードプールが広い
  • レガシー:ほぼ全カード使用可能/禁止リストあり
  • ヴィンテージ:全カード使用可能/制限リストあり
  • コマンダー:100枚1枚ずつ/4人多人数戦
  • ポーパー:コモンのみ使用可能

リミテッドフォーマット――パックから作るデッキで戦う

自分でカードを持ち込まず、その場で開けたパックをもとにデッキを組んで対戦する形式をリミテッド(Limited)と呼びます。代表的な形式はドラフトとシールドの2種類です。

リミテッドの2形式

  • ドラフト:参加者がパックを順番に回しながら1枚ずつカードを選び取り、集めたカードでデッキを組む形式。カードの選択眼と即興力が試される
  • シールド:1人ずつ複数パックを受け取り、そこに入っていたカードのみでデッキを組む形式。引いたカードの中で最善のデッキを作る力が求められる

リミテッドは手持ちのカードコレクションに左右されにくく、同じ条件で対戦できるため、初心者でも参加しやすい形式とも言われます。ただし、パックを開ける枚数分の費用がかかるのは注意が必要です。

どのフォーマットから始めるとよいか

初めてMTGを遊ぶなら、スタンダードかコマンダーが入りやすいという声が多いです。スタンダードは最新カードだけを使うため、覚えるべきカードの範囲が絞れます。コマンダーは1枚ずつしか採用できないため、高額な主要カードを複数枚揃える負担が少なく、友人同士のカジュアルプレイにも向いています。

大会への参加に興味があれば、近くのカードショップや公式サイトで開催フォーマットを確認するのがおすすめです。各フォーマットの最新の使用可能カードや禁止リストは変動することがあるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

本記事は株式会社ポケモン等の権利元とは無関係の個人運営サイトによる情報提供です。最新のルール・公式情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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