バトルゾーンに並んだ2体のカードが、ある瞬間に「1体」として扱われる——デュエルマスターズを遊んでいると、そういう不思議な場面に出くわすことがあります。「あれはどういうルールなの?」と、初めて見た人がとまどうのも無理はありません。
これはG・リンク(ゴッド・リンク)と呼ばれる能力で、通称「リンク進化」とも呼ばれます。複数のゴッド・クリーチャーが横に並んで1つの存在になるという、通常の進化とはまったく異なる独自のメカニズムです。この記事では、G・リンクの仕組みと通常進化との違い、合体の条件について整理します。
G・リンクとは何か——通常進化との根本的な違い
デュエルマスターズには「進化クリーチャー」という仕組みがあり、バトルゾーンの自分のクリーチャーの上に重ねて出す方法が一般的です。進化クリーチャーのルールについての詳しい解説は別記事でまとめていますが、G・リンクはそれとはまったく別の発想で設計されています。
G・リンクが他と大きく違うのは「横に並べる」という合体の向きです。通常進化が「上に積み上げる(スタック)」ならば、G・リンクは「横に連結する(リンク)」——このイメージが理解の出発点になります。
通常進化とG・リンクの違い
| 比較項目 | 通常進化 | G・リンク(リンク進化) |
|---|---|---|
| 合体方向 | 縦に重ねる(スタック) | 横に並べる(リンク) |
| 対象 | 指定の種族・文明のクリーチャー | 指定のゴッド・クリーチャー |
| 合体後の扱い | 1枚のカードとして扱う | 合体した複数枚で1体として扱う |
| 離れる時の処理 | 一番上のカードだけ離れる(場合により異なる) | 合体した全カードが一緒に離れる |
合体後は複数枚のカードが一体のクリーチャーとして機能し、それぞれのカードが持つ能力や文明が合算されます。2体が合体すれば2つの文明を持つクリーチャーとして扱われるため、呪文の使用条件などにも影響します。
G・リンクの基本的な仕組み
G・リンクはDM-24「神化編 第1弾 覚醒の神殿」(2009年)から登場した能力で、主に「ゴッド」という種族を持つクリーチャーに搭載されています。デュエルマスターズのカード種類一覧でも触れていますが、ゴッドはクリーチャーの種族区分のひとつです。
G・リンクを使うには、バトルゾーンにリンクの条件を満たしたゴッドが存在している必要があります。条件を満たしたとき、「G・リンク」の能力テキストに書かれた内容に従って、対応するゴッドを横に並べることができます。
G・リンクを使うときの主な条件(目安)
- バトルゾーンに指定のゴッドが存在していること
- G・リンクするゴッド同士が、テキストに書かれた「リンク先」で対応していること
- バトルゾーンの自分のクリーチャー合計が上限を超えないこと(7体制限)
G・リンクしたクリーチャーは「召喚酔い」しないとされています。これは通常の召喚とは異なる点で、合体した直後でも攻撃できることが多いです(カードのテキストによる場合もあるため、詳細は公式サイトや各カードのルールをご確認ください)。
何体まで合体できる?リンク数の考え方
G・リンクの興味深いところは、2体だけでなく3体・それ以上のゴッドが合体するケースもある点です。合体できる体数はカードのテキストによって異なります。
神化編以降、「右にリンク」「左にリンク」「上にリンク」「下にリンク」などのテキストで複数方向への接続が可能なゴッドも登場しました。2体合体・3体合体などのパターンが存在し、なかには非常に多くの体を繋げることができるゴッドも知られています。合体すればするほど合体したクリーチャーが持つ能力が増えたり、パワーが上昇したりする傾向がありますが、具体的な能力はカードによります。
バトルゾーンを離れるとき——合体の解除
G・リンクしたクリーチャーが除去された場合、合体したすべてのカードが一緒にバトルゾーンを離れます。これは通常進化(一番上のカードだけが離れる場合がある)との重要な違いです。
つまり、リンクしたゴッドはリスクも高い——相手にとってはリンクを崩すための1枚除去が全体の崩壊に直結します。この点が戦略上の読み合いを生み出す要素になっています。
G・リンク崩壊時のポイント(目安)
- リンクした全クリーチャーが同時に離れる
- 通常進化の「一番上だけ離れる」ルールとは異なる
- 離れた先(墓地・手札など)はカードのテキストや効果に依存する
G・リンクが登場した背景
G・リンクが初登場したのは「神化編」と呼ばれるシリーズ(2009〜2011年頃)で、そこから「ゴッド」という種族の独自性が確立されていきました。神のような複数の存在が合体して最強の姿になるというコンセプトは、カードゲームとしての世界観とゲーム性が噛み合った設計です。
大会会場でも「ゴッドリンクデッキ」としてたびたび見かけるアーキタイプで、独特の操作感を好むプレイヤーに長く愛されてきたスタイルといわれています。複数体のゴッドを手札から揃えてリンクを完成させる達成感は、他のデッキスタイルにはない独特の楽しさがあります。
G・リンクのデッキを組む際の基本的な考え方
G・リンクを軸にしたデッキを組む場合、複数枚のゴッドを安定して引き込む構成が重要になります。デッキ構築の基本(40枚の内訳)でも解説しているとおり、デッキは40枚で組むのが標準です。G・リンクデッキでは、リンクを構成するゴッドをそれぞれ3〜4枚ずつ採用し、手札に揃いやすくする工夫が一般的です。
また、G・リンクが完成するまでの間、相手の攻撃を凌ぐための防御札(シールドトリガーや除去呪文)を厚く採用することも多く、「いかにリンクを完成させるか」という構築上の課題がデッキ作りの面白さにつながっています。リンクを狙う枚数と防御枚数のバランスが、ゴッドリンクデッキの組み方における核心です。
よくある質問
G・リンクは通常の「進化クリーチャー」のルールを適用しますか?
G・リンクは通常の進化クリーチャーとは別のルールです。通常進化では「1体の上に重ねる」のに対し、G・リンクは「横に並べる」ため、進化クリーチャーに関するルール(例:進化元を参照する効果)の適用範囲が異なります。詳しい裁定は公式のルールFAQを確認するのが確実です。
G・リンクできる条件を満たしていなければ合体はできませんか?
テキストに書かれたリンク条件を満たさない場合は合体できません。リンクは自動的には発動せず、条件を確認した上で宣言して行うのが基本です。条件の詳細は各カードのテキストをご確認ください。
G・リンクしたクリーチャーが攻撃するとき、パワーはどうなりますか?
合体した全カードのパワーを合計した数値がそのクリーチャーのパワーになるとされています。複数体が合体するほどパワーが大きくなる傾向があります。ただし能力の重複などは各カードのテキストによって異なるため、詳細は公式サイトや公式ルールFAQをご参照ください。
本記事はタカラトミー等の権利元とは無関係の個人運営サイトによる情報提供です。最新のルール・公式情報は必ず公式サイトでご確認ください。


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